明日5月27日は
たいまるの16歳の誕生日🎂✨
さかのぼること16年前。
大ベテランの助産師さんが
「稀にみる超難産」と驚いていたし
私も呼吸筋まで筋肉痛になった体をさすりながら
「もう二度と産まない!」と震え上がっていましたが
その3年後にはるーちゃんを産んでいるから恐ろしい。
出産の記憶は薄れるようにできているのが恐ろしい。
2009年5月24日の夜9時ごろ
5分間隔の陣痛が始まりました。
この日は新月だし、大潮だし、
科学的根拠がない俗説と言われているけど
絶対に関係しとるよな~ 神秘的だね~
とわくわくドキドキがスタート。
しかし一向にお産が進まない。
陣痛は数分おきに来ているのに
子宮口が開かない。
丸2日たっても進まないから
陣痛促進剤を点滴されるが
強烈な痛みばかりでなかなか進まない。
ゴールがみえないまま延々と続く点滴。
「もういい!切って出して!死んでしまう!」
と発狂しかけたところやっと医師が現れ
「子宮口がだいぶ開いてきている。もう少しだ!」
と言われ、息絶え絶えに歯を食いしばる。
しかし間もなく母子ともに体力がなくなってきて
日付が27日に変わったころ
たいまるの心拍が落ちてきたので
急遽、吸引分娩に。
助産師さんがおなかの上に乗り
(多分正座して全体重をかけていたと思う)
「力んで!もっと!」
「ぐあーーーー!ぐあーーーー!」
をひたすら繰り返した末
吸引カップで引きずり出されました。
そのあとザザザーーーーッと
バケツの水をひっくり返すような音がして
「なんの音ですか?」
と聞くと
「血です」
と・・・。
無理やり引っ張り出したので
血管が切れたみたいで
輸血寸前の多量出血。
(その後、重度の貧血による呼吸苦が1か月続きました)
出てきたたいまるをみて
「頭も肩もでかーっ!これは出んはずだわーwww」
と一同大笑い(^^;)
さらにはへその緒も首に巻き付いていたそうです。
この時の会陰損傷が激しくて
1週間は痛くて座れず
立位で食事していました。
肛門括約筋まで損傷しており
その後遺症にいまだに悩まされています。
ふん!と力を入れるとプッ!とおならが出るし
もともとおなかを下しやすいので
いつ大失敗するかヒヤヒヤしています💩
たいまるの誕生日の前日は
いつもこうやって
思い出してしまいます。
「今頃、ずーっとずーっと絶叫していたな~」
と薄れゆく記憶の中にかすかに残る恐怖感を
わざわざたどるように・・・
分娩時間60時間
(数分おきに強烈な陣痛が来ているにもかかわらず
あまりにお産が進まず一度帰宅させられたので←鬼じゃない?
母子手帳には24時間としか記載されていないが
実際は60時間。なぜリセットした?💢)
宇宙のリズムに乗り切れず
大遅刻で誕生したたいまるもお疲れさま!
【超難産になった理由】
▶超難産になった理由①
赤ちゃんの頭が大きすぎた
頭が大きすぎると顎が引けないため
第一回旋がスムーズにいかず
お産が進まないらしい。
「私が食べすぎて大きくなりすぎた?」との問いに対しては
「骨格の問題であってお母さんの食べすぎは関係ない。
パパの頭が大きいからそれを受け継いだのでは?」とのこと。
それをきいたオットは
「え?!俺のせい???」とショックを受けていました(^^;)
▶超難産になった理由②
母の骨盤が小さい
自分の身長153㎝に対し
たいまる3390gとでかめ
助産師さん曰く
母が155㎝以下だと骨盤が小さく
難産になりやすいらしい。
▶超難産になった理由③
早々とベッドに固定された
お産が進んでいないのに
早々とモニターをいっぱい付けられ
ベッドに寝かされていたのも
お産が進まなかった理由のひとつかと。
病院によって
全くやり方が違いますね。
るーちゃんの時は
違う病院で産んだけど
ぎりぎりまで歩くように指導され
比較的お産もスムーズでした。
▶超難産になった理由④
高齢出産?太りすぎた?
ベテラン助産師さんに質問したところ
「どんなに若くても
どんなに体力があっても
あの大きい頭は出せません!」
と力説されていました。
今回の出産においては無関係だったようです^^;
物理的に出せないものを出してしまったという
偉業を成し遂げたってことですねw
ただ、児頭骨盤不均衡の場合は
陣痛促進剤は禁忌だから
帝王切開が良かったのではと思う。
38wの検診では頭のサイズが42wで
39wの検診時には測定不能になっていたので
怖くなって医師に確認しましたが
「大きいね。何かあったらその時に考えましょう」
とさらーっと流されたので
「大した問題じゃないのね~」と安心していたのに
大問題でしたね(-_-;)
▶安産対策:出産にもモジュールがある!
(↑2年前のブログ)
これから出産されるかたは
ご参考になさってください👋
【追記】
こんなの見つけました。
これを読むと自分の事のようで胸が痛む。
陣痛促進剤を投与中に
「骨盤が裂ける!割れる!」と叫んでも
「はいはい。裂けませんから」と流され続けたけど
たいまるが出てきたとたんに
「ごめんなさい。たしかにこれは骨盤、割れるわ。裂けるわ。
ほんまによう頑張ったね」
と何度も謝罪とねぎらいの言葉をいただきました。
私もたいまるも運が良かっただけで
死と隣り合わせだったのかもしれません。
「お産は奇跡です」